1. | サービスの「質」が第一(量、機会提供、物理的環境から質の面を重視) |
2. | 消費者指向(サービス提供者(職員)の側からの論理ではなく利用者のニーズに焦点をあてる) |
3. | 後工程はお客様(チームでの業務。次工程の職員のために前工程がある) |
4. | PDCAの管理サイクルを徹底して回す |
5. | 重点指向(多くの問題要素のうち、最も主要な要因・本質に迫る) |
6. | 自責で問題を追求(自分たちの解決責任範囲と他責を明確に分ける) |
7. | ファクト・コントロール(現状調査、分析等事実に基づく) |
8. | プロセス・コントール(結果のみの善し悪しではなく、過程を重視する) |
9. | バラツキ管理(平常値との乖離の状態、バラツキに対し着目。その原因の把握。対応策等の管理を行う) |
10. | 再発防止(歯止め)取り組みの後、前進した時点で再発防止・歯止めを行う。同じ問題の発生を許さない。 |
11. | 標準化(歯止めの後、定着した良い方法等は、業務マニュアルなどにまとめる) |
テーマの選定 |
入所者の外傷をなくそう |
ショートステイ(ST)の拡大 |
資源の無駄遣いを最小限にしよう |
現状把握と目標設定 |
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夏場のかぶれ、打撲、ひっかき傷が多い |
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外傷は、車椅子利用者と寝たきりの方が96%を占める/外傷のほとんどが居室で発生 |
〔目標〕月平均の外傷件数を2割減にする。 |
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平成8年度、延べ1200日の稼働日があったのに対し、平成9年度は延600日程度に減少した。 |
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措置から利用制度への環境変化、市内に老健施設オープンなど他施設との競争が必要になった。 |
〔目標〕年間利用数を1000日(前年比56%)増 |
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2週間の光熱費・水道代が約120万円⇒省エネの認識不足 |
電気⇒明るいのに照明がついていることがある
水道⇒入浴槽に湯が出しっ放しになっている
〔目標〕光熱費・水道代を3割減にする |
活動計画の策定 |
平成11年4月から7月の3ヶ月間の活動に設定。 |
平成10年5月から11年4月の1年間の活動に設定。 |
平成10年6月から12月の6ヶ月の活動に設定 |
要因分析・検証 |
車椅子⇒とくに空車椅子の停車時のロック忘れが多い
オムツ⇒むれによる陰部のかぶれについては、個人の尿量を測定
爪きり⇒誰がいつ行ったかを確認していなかった
清拭⇒布の材質が硬い
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人⇒
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STに対する職員の認識不足 |
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対応する者が決まっていない |
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利用者や家族の意見を反映していない |
環境⇒
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介護保険制度や市内に老健施設オープンなど他施設との競争が必要になった |
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物品不足 |
方法⇒
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自己開拓やPR不足、STのメニュー不足や受入体制の未整備 |
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電気⇒
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ファンコイルユニットのスイッチ切り忘れ |
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省エネに対する認識不足 |
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室内の冷え過ぎ |
水道⇒
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節水意識なし |
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浴槽の湯を張り込み時、浴槽から湯が溢れ放し |
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器具のセットポイントが最大値 |
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対策の立案・実施 |
車椅子⇒停車時のロックの徹底を図るため、チェック表を作成
オムツ⇒陰部のむれをなくすため、個人の尿量を把握、尿量にあったオムツの利用とオムツ交換の実施
爪きり⇒10日に1度の爪きりの徹底とチェック表による確認
清拭⇒布の材質検討、柔らかいものに変更
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人⇒
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利用者や家族の希望を面接で把握したうえでのケアプラン作成 |
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個人台帳作成/連絡表を個人に渡す |
環境⇒
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パンフレットの作成配布 |
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掲示板を作成、痴呆専用居室設置 |
方法⇒
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入・退所時の送迎の実施 |
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衣類や物品の貸し出し |
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電気⇒
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最大需要電力をあげないよう運転管理 |
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室温適正化(26度以上) |
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ファンコイルユニットの適正運転 |
水道⇒
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トイレの調整弁の調整節水に対する意識付け |
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シャワー未使用時の無駄遣い防止の徹底 |
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浴槽への給湯方法のマニュアル化・漏れ防止弁の設置 |
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効果の把握 |
目標達成率123%(外傷は23%減)
!波及効果!
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オムツは個別対応の意識が高まり、1日のオムツ交換が8回から4回に減少 |
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寮母(父)の業務の整理につながり、口腔衛生、着替え業務の徹底ができるようになった
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平成10年度利用者数1000日を突破。平成11年度は1100日を越える
!波及効果!
利用者の3割がリピーターとなった。 |
約24万円のコスト削減を達成(1ヶ月換算約37万円)
最大需要電力(基本料相当)
約46万円⇒約35万円
電気料金 約51万円⇒約41万円
水道料金 約14万円⇒約13万円
ガス料金 約10万円⇒約8万円 |
標準化と管理の定着 |
車椅子⇒停車時のロックを徹底
オムツ⇒オムツ交換の方法をマニュアル化
爪きり⇒10日に1度行うことを標準化し、管理表を作成/爪の切り方をマニュアル化
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利用者の要望を利用者宅の面接時に把握 |
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初回利用時に個人台帳を作成し、利用者を把握 |
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施設PRを兼ね、パンフレットやお土産を面接時や退所時に渡す |
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衣類等物品貸出の実施 |
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入・退所時の送迎実施 |
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電気⇒最大需要電力をオーバーしない運転管理の実施/ムダな電気器具スイッチは切る/クーラーに冷水が通っていないときは、ファンコイルのスイッチを切る/省エネに関心をもつ
水道⇒(対策の立案・実施参照)
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