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ブロックセミナー等開催報告

第3回中国・四国ブロック福祉改善活動発表大会開催報告

○中国・四国ブロックでは、6月23日(水)に、第3回中国・四国ブロック福祉改善活動発表大会を開催しました。

発表大会開催の経緯
本発表大会は、平成13年度から平成18年度まで、日本小集団活動協会の主催(香川県福祉施設士会の後援)で行われていた、「QCサークル活動個別指導講座発表大会」を原点としている。この発表大会が終了したことを契機に、発表大会を中国・四国ブロック主催の活動として位置づけ、平成20年度に、ブロック主催による第1回発表大会を開催し、現在に至っている。
なお、事例発表については、業務改善をめざす内容であれば、QC手法を用いていない事例でも発表していただいている。

発表大会概要
第3回発表大会は、本年6月23日(水)、瀬戸内海を一望できる「サンポート高松」(香川県高松市)を会場とし、事例発表施設の関係者ならびに中国・四国ブロック会員等、131名という多くの参加者を得て開催された。
プログラムは次頁のとおりである。

開会式は、尾崎民子香川県福祉施設士会会長、後藤忠啓中国・四国ブロック長の主催者挨拶の後、来賓として、香川県の岡田繁正長寿対策課長、土岐敦史障害福祉課長、瀧本関雄香川県社会福祉協議会常務理事から、それぞれ祝辞をいただいた。
開会式に続き、計12サークルの改善活動事例(うち、QC手法による事例は10サークル)の発表が行われた。
講評は、日本福祉施設士会「福祉QC」全国推進委員会の杉橋研一委員が担当し、全ての活動事例に対して、コメントならびに励ましの言葉をいただいた。
事例発表終了後、発表施設に対する投票ならびに表彰を実施した。まず、全ての発表施設に「発表賞」が授与された。続いて、参加施設に1票ずつ投票権のある「感動賞」の投票が行われた。その結果、「真清水荘」、「ヌーベルさんがわ」、「湊荘」の3施設が感動賞に選ばれた。
最後に、香川県福祉施設士会の川口義道副会長から閉会挨拶を行い、発表大会を閉会した。
今後の課題としては、香川県以外からの参加者・発表施設を増やすとともに、香川県以外の県で開催することを検討してまいりたい。また、QC手法による改善活動とそれ以外の手法による改善活動の評価基準の一元化にも取り組んでまいりたい。

(文責 樫村 徹(日本福祉施設士会「福祉QC」全国推進委員長、香川県・瑞祥会))


第3回中国・四国ブロック福祉改善活動発表大会プログラム
時 間プログラム内  容
9:50〜10:10開会挨拶香川県福祉施設士会会長 尾崎 民子
日本福祉施設士会中国・四国ブロック長 後藤 忠啓
 来賓挨拶香川県長寿社会対策課課長 岡田 繁正 氏
香川県障害福祉課課長 土岐 敦史 氏
香川県社会福祉協議会常務理事・事務局長 瀧本 関雄 氏
10:10〜10:20休   憩 
10:20〜11:40サークル発 表トイレでの排泄をめざそう 〜おむつ外しへの取り組み〜 /広島県・特別養護老人ホーム 江能
QCを継続しよう /香川県・介護老人保健施設 サンライズ屋島
オムツ使用量の削減 /香川県・障害者支援施設 サン未来
家族との関わりを持とう 〜利用者の情報共有を図ろう〜 /香川県・救護施設 清水園
11:40〜12:40昼食・休憩 
12:40〜14:00サークル発 表超高齢社会におけるデイサービスの機能と役割 /香川県・サンシャインデイサービスセンター
情報の共有化 〜情報の伝達を正確に〜 /香川県・特別養護老人ホーム 松林荘
小規模多機能の開設からのあゆみ /広島県・小規模多機能型居宅介護 じらく房
オムツ着用者アンダー30への取り組み /香川県・特別養護老人ホーム 引田荘
14:00〜14:10休   憩 
14:10〜15:30サークル発 表利用者の下剤回数を減らそう/香川県・特別養護老人ホーム すみれ荘
自立支援に向かって!〜夜間起きている利用者を減らそう〜 /香川県・介護老人保健施設 ヌーベルさんがわ
きざみ食・ミキサー食の見た目の評価を50%良くする /香川県・障害者支援施設 真清水荘
服薬事故をなくそう /香川県・特別養護老人ホーム 湊荘
15:30〜15:40休憩・投票 
15:40〜16:00審査結果発表/表彰式 
16:00〜16:05閉会挨拶香川県福祉施設士会副会長 川口 義道

北海道春季ブロックセミナー開催報告

○北海道ブロックは、6月29日(火)〜30日(水)に、春季ブロックセミナーを開催しました。


平成22年6月29日(火)〜30日(水)の2日間、北海道福祉施設士会と後志社会福祉施設協議会の共催による第50回合同研修会が、札幌市「定山渓ビューホテル」にて、63名の参加を得て開催された。
春季研修のテーマは「社会福祉法人の今後のあり方」である。政権の交代、国内外の経済情勢の変化、少子高齢社会の到来による人口動態の変化、医療・介護・障害・保育などの制度の変革、福祉現場の就労環境の変化など、社会福祉を取巻く環境は大きく変わり、社会福祉法人も転換期を迎えている。また「福祉施設士」の真価が問われている時代でもあるといえる。
研修第1日は、平成22年度より北海道福祉施設士会会長に就任した高田雄二会長より開会挨拶を行い、春季研修会の趣旨を説明した。続いて、「福祉を取り巻く環境と福祉施設士(会)の役割」と題し、基調報告・講演を行った。
次に、日本福祉施設士会の橋紘副会長より「社会福祉法人の今後の方向 〜求められる法人経営〜」と題し講演をいただいた。
続いて、シンポジウム「平成22年度各法人(施設)の事業計画から学ぶもの」を行い、道内の黒松内つくし園、古平福祉会、緑星の里の3法人から発表していただいた。
研修第2日は、北海道デイサービス協議会の瀬戸雅嗣会長から、「人材育成のための技法 〜スーパービジョンとコーチング〜」と題して講演をいただき、本研修会を終了した。
各プログラムの概要は下記のとおりである。

基調報告・講演「福祉を取り巻く環境と福祉施設士(会)の役割」
北海道福祉施設士会 会長 高田 雄二
社会福祉法人を取り巻く環境ならびに迫る危機について、@高齢化と人口減少、A膨らむ財政赤字、B生活保護世帯の急増、低所得者と社会保障給付、C福祉人材確保にみる現状と働き甲斐のある職場、D子どもの出生率の現実と高齢者激増の直視、E社会福祉法人の絶え間ない不祥事と虐待・人権侵害、の6つの視点から報告した。
さらに、これらの状況をふまえ、2012年の医療・介護・障害等の報酬単価改正の流れを予測するとともに、将来的な動きと経営戦略について、「地域包括ケア研究会報告書」(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、「新たな経済成長戦略に関する提言」(日本経団連)を紐解きつつ問題提起した。さらに、これからの社会福祉法人(施設)のあるべき姿について、また、福祉の専門職集団としての「福祉施設士」の真価が問われていること、期待されていることについて講演した。

講演1「社会福祉法人の今後の方向 〜求められる法人経営〜」
日本福祉施設士会副会長 高橋 紘
「転換期を迎えた社会福祉法人の今後の方向を、法人理事長ならびに法人・施設関係者としてどのように考えていますか」「そのためにどのような取り組みをしていますか」といった問いかけから講演がスタートした。
社会福祉法が制定されて以降、社会福祉法人の改革に向けた提言が幾つか出されていることをお話しいただいた。まず、平成12年の「社会福祉法人の経営に関する検討会報告書」についてふれ、各法人における自己改革・自己点検の実施を促した。続いて、社会福祉法人経営研究会が平成18年にまとめた「社会福祉法人経営の現状と課題 −新たな時代における福祉経営の確立に向けての基礎作業−」の概要を説明し、報告書の内容を読み解く必要性を訴えた。さらに、直近の動向として、東京都の「社会福祉法人経営適正化検討会」中間まとめ(平成22年3月)についてもお話しいただいた。
最後に、「自己評価や第三者評価に取り組む姿勢により大きな差が出てくる」「公益性が高い社会福祉法人ならではの役割、期待が大きい。また、その期待に応える能力が求められる」と話され、今後の社会福祉法人経営の方向性を示すとともに、意識改革の必要性を訴えた。

シンポジウム「平成22年度各法人の事業計画から学ぶもの」
司会・進行 黒松内つくし園 後志リハビリセンター 施設長 福士 憲昭 氏
シンポジスト 黒松内つくし園 法人本部事務局長 武井 光秋 氏
古平福祉会 代表幹事 菊池 修二 氏
緑星の里 支援事業部 高田 雄二 氏
シンポジストから各法人における今年度の事業計画のポイントについて発表いただいた。各法人とも、中・長期計画に基づいた目標を掲げ、施設整備の計画、人材マネジメントの実践、法人理念の具現化の取り組み、法人中心の経営の定着化、効率的な財源の運用と自律的な法人経営、コンプライアンスの向上、障がい施設利用者の高齢化をふまえ住環境を重視した施設再整備等に取り組まれているとのことであった。
発表された各法人の主な共通点は、@施設運営から法人経営への転換と効率的な財源の運用、A待遇改善を含めた人材確保と育成の実施、等が挙げられる。
介護、障害施設も事業の拡大により事業所が増え、構造的に収益が厳しい事業もあることから、法人事業の多角化と法人の資金一体化による効率性を追求している。また、有資格者の待遇については、専門的な仕事をする場合は待遇改善を明確にしている法人もあった。今後のキャリアパス構築に伴う給与規程、初任給規則、昇給・昇格規則等の規程類の改正にあたって、参考となる発表であった。

講演2 「人材育成のための技法 〜スーパービジョンとコーチング〜」
北海道デイサービス協議会 会長
特別養護老人ホーム厚別栄和荘 施設長 瀬戸 雅嗣 氏
福祉現場は対人関係が重要な職場であり、働く職員の資質で大きく左右されるものである。職員がよりよく仕事ができるように、管理職が指導・監督することにより、一定水準の専門的なサービス提供ができるように保証する活動を「スーパービジョン」の定義であると説いた。また、スーパービジョンは、スーパービジョンを行う人と受ける人との関係における対人援助技法であり、リーダーは適切なスーパービジョンの駆使によって相手の持っている顕在能力を向上させ、潜在能力を引き出すものである、と説明された。
今、福祉の現場では人材の定着率が問われている。また、介護・障がいなどの特性を十分に理解しないまま福祉の現場に就職するケースもある。職場での悩み事、人間関係、資格取得や知識習得の方法など、幅広い相談ごとが現場に蔓延している。そのような環境のなか、個々の利用者に合った対人援助をするためにも、スーパービジョンとコーチング(その人の能力を引き出し、自立性を育てる関わりの技術)が必要であること、また、そのような技法を用いて、職員に元気を与え、また利用者も元気になれるような福祉現場をつくる必要があることを講演した。

(文責 北海道福祉施設士会事務局)




都道府県福祉施設士会活動報告

熊本県福祉施設士会 平成22年度総会・研修会開催報告

○熊本県福祉施設士会は、6月14日(月)に総会と研修会を開催しました。

熊本県福祉施設士会は、去る6月14日(月)に、平成22年度総会と研修会を、熊本市の「熊本県総合福祉センター」にて開催しました。
総会は、19名の会員が出席し、委任状提出の38名を加え、午後1時30分に開会されました。開会にあたり、熊本県福祉施設士会の岡田好清会長から挨拶を行いました。続いて議事に入り、平成21年度事業報告ならびに決算について審議され、いずれも全員異議なく承認しました。また、平成22年度事業計画ならびに予算について事務局より説明を行い、これを確認しました。最後に、今年度から新たに入会する方から挨拶があり、歓迎の拍手が寄せられました。
その後、休憩を挟んで研修会が実施され、会員ならびに会員在籍施設職員等69名が参加しました。「ストレスマネジメントとコミュニケーション 〜ストレスを活かす〜」と題し、約2時間の講演が、精神科医で臨床心理士の小笠原嘉祐氏により行われました。最近多くなっているうつ病やコミュニケーションの問題を、精神科医の立場から、患者の実例等を挙げながら、わかりやすく講演されました。また、地元のラジオ等にも出演されている経験を活かされ、ユーモアを交えた話が展開され、参加者の笑い声が絶えませんでした。近年、日本福祉施設士会で取り組まれている「メンタルヘルス」の視点もふまえた講演に参加者の高い関心が寄せられ、時宜を得た研修となりました。
閉会後に、会場近隣にて講師をまじえた交流会が開催され、参加者相互の親睦を深めるとともに、良い情報交換の場となりました。

(文責 熊本県福祉施設士会会長 岡田 好清)

東京都福祉施設士会「改善活動発表会」開催報告

○東京都福祉施設士会は、7月24日(土)に、「平成22年度改善活動(QC)発表会」を開催しました。

東京都福祉施設士会は、7月24日(土)に、「至誠第二保育園ホール」(東京都日野市)にて、「平成22年度改善活動(QC)発表会」を開催した。改善活動事例発表を行う9サークルのメンバーに加え、発表施設の施設長等も出席し、合計40名の参加を得た。
東京都内の社会福祉施設においては、財政難ならびに人材難の折、質の高い福祉サービスの提供が求められており、業務改善活動の重要性が問われている。このような状況のもと、東京都福祉施設士会では、「福祉QC」手法による業務改善活動の発表の場として、本発表会を平成19年度から開催している。なお、本発表会は、12月の「福祉QC」全国発表大会に向けての中間発表の場でもある。
当日は、橋紘東京都福祉施設士会会長の開会挨拶に引き続き、下記のテーマにより計9件の事例発表が行われた。


発表サークル・テーマ一覧(発表順)
法人名施設名施設種別サークル名テーマ
1至誠学舎立川万願寺保育園保育所万願寺人(まんがんじんちゅ)万願寺保育園における職員の社会人基礎力を上げましょう
2至誠学舎立川しせい太陽の子保育園保育所それいけ掲示隊保護者の掲示に対する意識を高めよう
3至誠学舎立川諏訪の森保育園保育所スワロフスキー職員間申し送りの改善
4東京児童福祉協会みさと保育所保育所Smiling piggyClean up 大作戦 〜行事倉庫を使いやすくするには〜
5永明会いなぎ苑特別養護老人ホーム通所介護みさわ川SC 口ゆすぎながし隊昼食後の口ゆすぎを習慣化しよう
6永明会いなぎ苑特別養護老人ホームホップステップジャンプヘルパーと皆さん(各部署)の連携をうまくとろう!
7至誠学舎立川至誠第二保育園 日野本町分園保育所HHB 2010Let’s 時短
8至誠学舎立川至誠第二保育園保育所チキン&キッチンガールズ安心・安全にごはんをおいしく食べよう
9至誠学舎立川至誠第二保育園保育所ハブラシマン虫歯発生率を減らそう

全ての発表終了後、参加者全員の採点により、金・銀・銅賞(1〜3位)、奨励賞(4〜9位)が決定され、橋会長から賞状が授与された。
なお、金賞は「ハブラシマン」、銀賞は「Smiling piggy」、銅賞は「ホップステップジャンプ」が受賞した。

(文責 東京都福祉施設士会事務局)

ブロックセミナー開催情報

【平成22年度日本福祉施設士会東北ブロックセミナー宮城大会】

1.テーマ: 「施設長としての専門性を高める」
2.期 日: 平成22年9月2日(木)〜3日(金)
3.会 場: 「仙台ガーデンパレス」 
 〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡4丁目1番5号
 TEL 022-299-6211 FAX 022-299-6248
4.日 程: 第1日(13:00〜17:30)
・開会式
・基調講演T「低成長時代における社会福祉の貢献と存在意義」
  (日本福祉施設士会会長 森田 弘道)
・基調講演U「今、福祉施設に求められること」
  (東京有明医療大学新学科設置準備室長 千葉 喜久也)
・分科会(第1分科会「利用者サービスの質の向上」、第2分科会「人材育成と確保」、
第3分科会「経営管理」)
・交流会(18:00〜20:00)
第2日(9:00〜11:30)
・講演と落語「暮らしの中にユーモアを」(落語家 桂 文生)
・分科会発表(第1分科会:パルシア園長 折腹 実己子、第2分科会:国見苑施設長 庄司 英子、第3分科会:チャレンジドらいふ事務局長 栗田 定夫)
・講評(東京有明医療大学新学科設置準備室長 千葉 喜久也)
・閉会式
5.費 用: 参加費5,000円、交流会費7,000円
6.事務局: 宮城県福祉施設士会事務局(担当:溝田 知宏)
 〒982-0804 仙台市太白区鈎取御堂平38番地 萩の郷第二福寿苑内
 TEL 022-244-0118 FAX 022-244-6959

【第26回中国・四国ブロック福祉施設士セミナー広島大会】

1.期 日: 平成22年9月3日(金)〜4日(土)
2.会 場: 「ホテルセンチュリー21広島」
 広島市南区的場1丁目1−25 TEL 082-263-3111
3.日 程: 第1日(13:30〜16:45)
・開会式
・基調報告(日本福祉施設士会副会長 志賀 俊紀)
・講演「伝えよう 笑顔と心」(ヴィオラ奏者 沖本 孝司)
・交流会(17:30〜)
第2日(9:00〜11:00)
・講演「社会福祉法人の新会計基準(素案)の解説」(宮本信公認会計士事務所 宮本 信)
・閉会式
4.費 用: 参加費10,000円、交流会費8,000円
5.事務局: 広島県福祉施設士会事務局(担当:山田 清隆)
 〒739-0323 広島県広島市安芸区中野東2-34-1 瀬野川ホーム内
 TEL 082-893-1888 FAX 082-893-1887