まず「福祉QC」活動を導入、推進するための組織づくりが必要です。
全体の計画や運営を調整する組織として、推進本部とか推進事務局等を設置します。この責任者には、「福祉QC」活動に対するトップの強い熱意や期待を示すために、理事長や施設長が付くことが大切です。また、施設あげての改善活動であることを宣言することも忘れてはなりません。
その他、導入・推進に重要と思われるポイントを挙げますので参考にして下さい。
1.施設長は職員が「福祉QC」サークル活動を推進しやすいような条件を整備をすることが大切です。
2.サークルメンバーの人数は、5~7名位が最適です。
3.サークル内では、特定の人に役割が片寄らないように、一人ひとりが何らかの役割を担当し、積極的に活動に取り組むようにしましょう。
4.リーダーやメンバーがQC技法等を学習する機会をつくりましょう。
5.活動結果を全職員で共有するために発表大会を開催してください。発表大会は、「福祉QC」活動の最終目的ではなく、活動の中心は、あくまでもその過程にあることを忘れないようにしましょう。
なお、導入・推進の詳細については「福祉QC」活動ガイドブックVer.3 第3章「福祉QC」活動導入の実際に詳しく紹介されておりますのでご参照下さい。