日本福祉施設士会

2024/03/04

福祉QC活動の中で管理者が期待するものは何ですか?

QCサークル活動は、ご存知の様に職場における業務改善が主目的です。職員が法人の理念に基づき管理者と共に解決すべき課題を明確にして、活動期間を定め、数値目標を達成し、新たな課題に挑戦するというシステムです。又、一方では顧客満足度を高める事も求められます。職員が業務改善をしなければならない、という使命感が先に立って職場が殺気立ち、利用者が不安な表情を見せるのでは「何をか、言わんや」です。管理者が一番期待するものは、次代を担うリーダーがQC活動の中で生れるかです。QCサークル活動は小集団活動です。それぞれ個性の違う職員、時間的制約を受ける職員を、いかに束ねて調整して目的を達成するか、それには必ずリーダーになる職員を必要とします。そのリーダーは、職員の中から自発的に生ませるのではなく、必ず管理者が指名して下さい。次代を担う幹部を養成すると言うのは、息の長い仕事です。すなわち、自分の後継者を育てる機会を持つという点でも福祉QC活動は、大いに期待が持てます。