日本福祉施設士会

2024/03/14

どうして「e-QCC」が誕生したのですか?

QCサークル活動のなかで「e-QCC」が提唱されるようになった背景として、次の3つの変化があります。

これまでのQCサークル活動の効果 求められるQCサークル活動の効果
1 個人の能力・職場のチームワーク向上、課題解決から業績貢献へつながる長期的効果が得られていた。 短期的な経営成果が問題にされ、経営者・管理者と一体となったスピード感のある確実な成果が求められる。
2 活動の成果が職場・組織のノウハウとして蓄積・活用されていた。 人やサービスの変化が激しく手順書、標準の改訂では効果が長続きしない。着実なノウハウの蓄積・活用が求められる。
3 単一あるいは同じ特性での活動展開で技術・技能の伝承が行われてきた。 社会の複雑化、多様化、スピード化への対応。QCサークル活動の本質を活かしながら、各々の職場に合った幅広い部門における活動が求められる。